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(20)カワセミの色
『渓流の宝石』とか『青い宝石』と呼ばれるカワセミは、その美しい青い色で人々を魅了し時には『カワセミ病』なるものを発症する人もいる。彼らはその美しさを撮影するために膨大な時間と信じられないほど高額な機材を費やしている。
カワセミといえば、『カワセミブルー』美しい青色であるはずだが、『カワセミ病』30年以上の超ベテランの方が「朝日が当たる瞬間、緑色に輝く」とつぶやいたのを聞いたことがある。そんな馬鹿な・・・
『カワセミ病』10年の新参者のTAKAも一万枚程度のカワセミの写真を持っている。それを見返してみたところ、確かに緑色のカワセミがいる。それも写っているのは毎日(日毎にフォルダーを作って整理しています)の前半ばかり・・・
そこで同じ枝に止まっているカワセミを時間ごとに整理してみたところ、驚くべきことが判明!? 9時ごろのカワセミは緑っぽく、お昼ごろのカワセミは青いのだ(下写真)。
原因がわからない。カワセミ自身の色がカメレオンの様に変化しているのか、それとも太陽光が赤味を帯びた夜明けから徐々に白色光(自然光)に変化していくことによるのか・・・
さらなる精査?により、カワセミの止まっている枝によってはお昼ごろでも緑色になったり、反対に朝早くでも青いときがあることが判明。ますます迷宮に入り込む中、あるお告げ(仮説)がうかんだ。太陽光・カワセミ・観測者のなす角Θに関係している可能性は?・・・・・。Θが小さいほど緑っぽく、Θが90度に近くなるほど青っぽくなるのでは?・・・。
仮説を確認するため、同じカワセミを同時刻に違った場所から撮影してみた(2020/1/7 10:30)。下の写真は、TAKAがいつも撮影しているカワセミらんどを真上から見たもの。 道路沿いのA・B・Cは撮影した場所、道路の上側は池で入ることができない。カワセミはハート印(撮影者から25m)の樹の枝(高さ5m)に止まっている。太陽の向きか写真にある通りで、太陽の高度は30度程度。
結果は予想通りで、Θの大きい(サイド光)A点から撮影したカワセミは青っぽく、Θの小さい(順光)C点から撮影したものは緑っぽくなっている。
一緒に撮影していたD氏からこの仮説を裏付ける情報があった。「薄暗い中フラッシュで撮影(順光)したカワセミは緑色で気持ち悪かった。」とのこと。
問題はカワセミの色が変化する原因。構造色について研究・検討が必要だ。(2020/1/10、TAKA)
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