撮影研究室＞紅葉

(25.1)円偏光フィルター

　紅葉はうまく写らないので、これまで撮影を避けてきた。ＦＢ等で発表されているのを拝見すると、色に深みがあり秋らしい落ち着いた写真と発色が悪くギラギラさを感じる写真もある。自分の写真も紅葉の赤色が茶色っぽくなっていたり葉っぱがてかり気味になっていて嫌になってしまう。上手な方とどこが違うのか、秘訣は何だろうと悩んだり迷ったりしてしまい撮影をしなくなってしまった。

　場所？　時期・時間？　天気？　写す方向・構図？　ピント・絞りにも問題！　それとも現像？

　ふとＣＰＬフィルター（円偏光フィルター、以下ＣＰＬ）のことを思い出した。昨年の夏、「にこ淵での水面の反射」対策に購入したものだ。水面の反射を抑えられるということは、葉っぱのギラギラ(反射)にも効果があるはず。

　効果を試したのは、紅葉で有名なＮ来寺(すでに紅葉は終わりかかっていた、紅葉エナガも期待できる)。結果は下の写真の通り。左がＣＰＬなし、右はＣＰＬありである。予想通り、なしは太陽光が反射していて葉っぱの表面がギラギラして白っぽくなっている。よく見られる紅葉の失敗作となった。ありは反射が抑えられ赤や黄色が鮮やかである。

　今年紅葉は終わってしまったが、来年はＣＰＬを活用していい写真を撮っていきたい。

（2021/12/02、TAKA）

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