撮影研究室

(12.3)ダブルじゃないよ!シングルアクセル!

 完璧だと思っていた1月4日撮影のダブルダイヤモンド白山(下写真)、何か違和感が・・・


シングルアクセルダイヤモンド白山



 山頂のダイヤモンドと水に映った山頂のダイヤモンドの輝きに大きな差があるのだ。これではとてもダブルとは言えない、シングルアクセル(1.5)だ。

 と言う訳で、なぜ上(実日の出)と下(逆日の出)で差ができるのか、またどうすればダブル(同じ大きさ)にできるのか検討してみた。下左写真は、日の出(1月4日)の連続写真である。 実日の出から逆日の出までの時間が2分39秒、その間に上の太陽がほぼ完全に出てしまう。

 下右図で確認してみよう。立って撮影の人(赤線)は、太陽がA点で実日の出、B点で逆日の出(水面に映った日の出)を見ることになる。A点からB点までの移動時間分日の出がずれるわけだ。

 両者の時間を短くするには図のように座って撮影すればいい。太陽の移動距離が短くなる。さらに水面すれすれまでカメラを持っていけば、両者の差はゼロにはなるが、映った山頂が写真の下すれすれになりバランスが悪い。


ダイヤモンド白山 雲の隙間からのダブルダイヤモンド白山


 とにかく、カメラの位置を少しでも下げれば、上下のダイヤモンドの輝きの差の小さいダブルダイヤモンド白山となるだろう。1月14日、水面から30pで撮影したのが下写真。ど真ん中に太陽がないのは、それ以上右に移動するにはは水に入らないダメだったので(根性が足りなかった)。


シングルアクセルダイヤモンド白山

(2019/1/22、TAKA)

ダブルダイヤモンド白山:(12)ダブルダイヤモンド(12.2)ダブルダイヤモンド2|(12.3)ダブルじゃないよ!シングルアクセル!|(12.4)WD十瓶・讃岐富士

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