撮影研究室>雫の世界
(15.5)雫のピント合わせ
落下する雫の撮影で難しいのは、シャッターのタイミングとピント合わせである。タイミングは練習によって少しずつヒットの確率を上げることができるが、ピント合わせはそうはいかない。
マニュアルでピントを合わせたりラジオのチューニングをする際、我々はダイヤルを前後に回しながら少しずつジャストに近づいていく。 落下雫はそれができない。撮影した雫を見てダイヤルを回すわけであるが、前ピンか後ピンかが判断できないとどちらに回したらよいかがわからない。
これまでは適当に会わしてきたが、満足できるものがほとんどないのだ。下左写真が前ピンか後ピンかがわかれば、きっとジャスピン(下中写真)に迫っていけるはずだ。
そこで静止する雫は不可能なので、宙玉のビー玉で少しずつピントをずらせながら撮影(上右写真)し、その像のぼやけ具合の一覧写真(下写真)を作ってみた。
一覧写真左側が後ピンで、センターがぼけているが周辺はピントが合っている。左から3つ目はほぼ全体的に会ってはいるがほんの少し後ピン。4つ目がジャスピン。それより右は前ピンで全体がぼけていく。
さて練習問題:最初の雫(一番上の左写真)は後ピンor前ピンorジャスピン?
答:センターがぼけ周辺のピントが合っているので、後ピン(中程度?)←カーソルをドラッグすると答えが現れます。(2019/2/14、TAKA)
雫の世界:(15.1)フェイク編|(15.2)水玉編|(15.3)挑戦編|(15.4)完成編|(15.5)雫のピント合わせ|(15.6)しずく玉|
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