撮影研究室>大好きなカワセミ
(26.2)飛び込むカワセミ〜その1〜
カワセミが水しぶきを上げて水に飛び込む姿は、ダイナミックで見逃せない。特にお魚やエビを咥えて水から飛び出してくるところは是非撮影したい瞬間である。この撮影のため、多くのカワセミファンが膨大なお金と時間を費やしている。
(1)アイテム
カワセミの飛び込み撮影には、通常の撮影とは別に照準器と雲台が必要である。なくても撮影は不可能ではないが、ヒット率が大幅に向上するので入手してほしいアイテムである。
<照準器>
以前、照準器を忘れてカワセミらんどに行ったことがあった。そのときは撮影を諦めて帰ろうかとも思ったほどであり、照準器はカワセミの飛び込み撮影には重要なアイテムである。 下左写真は、一眼レフカメラD500のホットシューに照準器(Olympus EE-1)を装着したもの。予めカメラのファインダーの中央と照準器のターゲットマークを合わせて置くことにより、飛び込み撮影時には照準器を覗いてカワセミを追いかけシャッタを切る。
写真の照準器Olympusドットサイト EE-1は13,000円程度、ニコンのドットサイト DF-M1は18,000円程度、さらにカワセミらんどで多く使われているKingfisher製は42,000円程度である。
<雲台>
3ウェイ雲台、自由雲台、ジンバル雲台、ビデオ雲台等があるが、カワセミの飛び込み撮影にはジンバル雲台もしくはビデオ雲台がお勧めである。 下左写真の雲台は、NEEWER(大陸製、7,000円程度)。重い、グリースが硬い等の欠点もあるが、このジンバル雲台を使い始めてヒット率が大幅に上がった。
しかしながら、カメラの向きを変える操作には疑問・不満があった。下右写真の右上のように、最初は左手で雲台のフレームを持っていた。この持ち方では、レンズを左右に振ることはできるが上下はダメである。右手に分担したが、変に力が入ることもあった。その後、左手でカメラを持ったりもしたが、しっくりしない。
たどり着いたのが、『操作グリップ』。カメラの三脚穴に操作用のグリップ(三脚の延長ポール、長さ10p程度)をつけてみた。これで左手のみで全方向へのカメラの移動がスムーズになり、右手はシャッターに専念できる(安定させるために軽く握っている)。
<作例>
(2021/12/20、TAKA)
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